不器用やめたい

日常のなんでもないこと

気付かない人

スカイプで知り合った人と実際に会うことは、これまでに何度もあるんですけど、それがきっかけでお付き合いすることになった方がいたんです。

 

今日はその人と別れたあとに起こった出来事を書こうかなと思います。

 

スカイプで話すようになったことがきっかけで付き合うようになったその人は、ひとつ年上で背が高くて高橋一生風な見た目でした。

 

それまでにもネットがきっかけで実際に会った人は何人もいましたが、正直外見や服装が「えっ?」って思う人だったり、挙動不審な人だったりが多かったので、高橋一生風で爽やかな雰囲気のその人は待ち合わせてすぐにステキだなって思いました。

 

わたしはここ数年は男性との出会いと言えばスカイプマッチングアプリかなんですけど、好きになる人は会った瞬間に好きになりますし、そう思わなかった人は何度会っても好きにはなれませんでした。

まぁ、スカイプで会ってみたいなって思うときは、会う前の通話やチャットですでに疑似恋愛のようになっていることも多くて、なので実際に会うときは「本当に好きなのかの確認」のようなものなんですよね。

 

高橋一生風なその人のことは、会ってすぐに好きだ好きになるって分かったし、恋人になりたいなって思いました。

ちなみにわたしは高橋一生はべつに好きではありません。

 

それから半年ほどお付き合いしたんですけど、いろいろと難しい問題もあり、相手からお別れを切り出されまして、わたしは再びスカイプで話し相手を探す日々に戻ったわけです。

 

スカイプって、選ばなければ話し相手はすぐ見つかるんですけど、相性が合って楽しくお話し出来て「また話したい」ってお互いに思えるような相手(所謂固定さん)はなかなか見つからないんです。

 

だから短いときは数分とか15分くらいとかで話すことなくなっちゃったりもするし、すごい長電話したけどその一回っきりだったりもあって、固定さんが見つからないうちは本当に何人もの人と通話をします。

 

そうやって使っていると、たまにスカイプのアカウントがBANされたりもします。

なのでわたしのアカウントは今何代目かちょっと分かりません。

 

高橋一生風の人と別れてからしばらく経ち、ほぼ毎晩のようにスカイプで通話相手を募集していました。

その日も募集をかけてコンタクトがきた1人の人と話すことになりました。着信がきたので通話に出ると、いきなりため息が聞こえてきたので失礼な人だなと思いました。

でもそのため息の後すぐに通話がつながっていることに気付いたようで「ごめんごめん!ちがうよっ」って慌てた様子でした。

 

だけどわたしもちがう理由で慌てました。

 明らかに声に聞き覚えがあったし、高橋一生風のあの人だったんです。

 

どうしよう 切ってしまおうか だけど って頭ん中がぐるぐるして、とりあえずこちらの音はミュートにしてみました。

そうしたら「声出せない状況?」と聞いてきてくれたので、通話はつなぎながらこちらはチャットで返事をするという状況になりました。

 

仕事の話になって、仕事内容とか完全にあの人と一緒で、そもそもしゃべり方も声もそうだったんで、やっぱり高橋一生風の人と同一人物でしたね。

 

わたしも一言目は普通に話したんですけどね、向こうはまるで気付いていませんでした。

 

せっかくなんで近況を聞いてみようと思って恋愛について話題を振ってみましたが、辞めておけば良かったです。

 

わたし「彼女はいるの?」

高橋一生風「いないよ。マッチングアプリとか気になってるんだけど、クレジットカード必要だし、登録したりするの面倒だよね。」

 

わたし「男の人は有料だもんね~」

高橋一生風「その点スカイプは楽でいいなって」

 

わたし「(そもそもあなたクレカ持ってないじゃない)いつから彼女いないの?」

高橋一生風「2年くらいかな~」

 

はい???????

 

いやいや、わたしあなたとつい最近まで付き合ってたはずなんですけど。

 

騙して探りを入れたわたしが悪いですが、いなかったものにされてとても悲しくなりました。その時は本当に聞かなければよかったと思いました。

 

ショック過ぎたのでその後、「じゃあそろそろ…」ってその日のやり取りを終了したんですけど、数日後にまたチャットが来て、わたしのこと気になってる風な遊びたい風な内容で、そんなチャラい感じの人だったのかぁ…ってなって、そんなの知りたくなかったですね。

 

なんか思うんですけど、一言喋った声でわたしだって気付かないこともだし、チャットの送り方とか絵文字やら顔文字やらの付け方とかで気付かないものなんですかね?

 

別件でラインの方に連絡がきて一回通話したんですけど、もうどうしても黙っていられなくて「スカイプの〇〇ってあなただよね」って言ったんです。

一瞬沈黙のあと、「なんのこと?分からない」としらばっくれてました。

 

「わたしと付き合っていたことを無かったことにされて悲しかったよ」と言うことだけ伝えて通話を切りました。

 

でも思うんですけど、考えようによっては、その人は2度もわたしと出会い、興味を持ち、わたしを選んでしまってるんだから、もうそれはやっぱりわたしのこと好きなんだと思うんですよね。

 

わたしも彼のことがすごく大好きでなかなか気持ちが切り替えられずにいましたが、居なかったことにされたり、しらばっくれられたりしたことで、すーっと気持ちが冷めたので、彼が気付かない人だっただけでなく、うそつきでいてくれて良かったです。

 

それでは、また。