不器用やめたい

日常のなんでもないこと

年齢詐称のおじさん

今日はスカイプで知り合った、年齢詐称おじさんのおはなし。

 

わたしは誰かとはなしたいなって時とか、失恋したばっかりの時とか、つまりは寂しい時にスカイプで話し相手を募集するんですが、年齢詐称おじさんともそんな時に話すようになりました。

 

わたしはいつも、スカイプ掲示板に募集をかけて、コンタクトを送ってくれた人の中からテキトーに話し相手を決めるんですけど、年齢詐称おじさんは30歳ってことだけ書いてコンタクトを送ってきました。

 

わたしはあまりにも年下とは話したくないですが、それ以外ならなんでも良いのでその日は30男と話すことにしました。

 

通話してみると結構話しやすくて、気付けば3時間くらい話してて、その日から毎日その人と話すようになりました。

ちなみにそんな関係になった人のことを「固定さん」と言います。

30男がわたしの固定さんになったわけです。

 

30男はとてもマメで、連絡もすぐに返してくれて、すごく面白いとかではないけど、なんというかわたしの面倒な考え方を結構理解してくれていて、仕事のこととか失恋のこととかの、わたしのモヤっとした上手く言葉に出来ない気持ちを理解して代わりに言葉にしてくれて、すごいなぁと思いました。

 

しばらく毎日連絡を取り合っていると、お互いに会ってみたくなるんですよ。

その頃はもうネットの人と会うことへの抵抗が無くなっていたので、その人とも会いました。

 

写真は交換していましたが、実際に会ってみてなんというか、

「随分苦労してきたんだね」

っていう気持ちになる感じでした。

 

まぁつまりは、とてもじゃないけど30歳には見えないわけですよ。

気になったことはすぐに聞いちゃう人なんで、「本当に30歳?」って聞きましたが、「そうだよ」と言われたのでそうなんだと思おうと努力しましたが、いやでもやっぱりさすがに30はちがうでしょとしか思えませんでした。

 

うそつかれてるんだろうなぁって気持ちになりましたし、初めて会った日の夜には30歳ではない確かな証拠を掴みましたし、そんなすぐに気付かれるような無理のある年齢詐称をする意味が本当に理解できませんでした。

 

ちなみにその年齢詐称おじさんは、40歳が本当の年齢でした。

 

なんで30歳って言ったのかは、「本当の年齢を言ったら話してくれなくなっちゃうと思ったから」ってことでしたが、それなりに仲良くなってから本当のことを言うタイミングはいくらでもあっただろうし、10は欲張り過ぎだし無理あり過ぎだって気付くべきだったと思います。

 

結局その人とは疎遠になったわけですが、疎遠になった理由としては、

「40歳だって思うとすごく子供っぽいし、器ちっさいし、そのくせプライド高すぎてめんどくさっ!」って思うことが何度かあったからです。

 

だからやっぱりおじさんは正しかったのかもしれません。30歳だと思っていたら許せていたことも、40歳だと知ったら許せなくなってしまったのですからね。

 

でもあんまり欲張りすぎるとすぐにバレちゃうし、不信感持たれるので、自己責任でほどほどに。

 

そのおじさんとの思い出は、いろんな漫画を読ませてくれたことです。

 

今でもたまにラインを送ってきますが、既読もせずにスルーしているのでそろそろ送るのを辞めてもいいと思います。

わたしはラインでブロック機能を使いたくないので、よろしくお願いします。

 

それでは、また。